日本旅行のお金まるごとガイド2026
2026年の日本は「カードと現金のハーフ&ハーフ」。都市部の買い物の8割くらいはカードでいけますが、残り2割は現金じゃないと無理なシーンが残ってます。 さらに同じ$1を円に替えるとき、選ぶ場所によって**4〜6%(つまり$500で¥3,000〜¥4,000)**変わります。じゃあ何を準備すればいいか?答えはシンプルで、①海外手数料0%のカード(WiseかRevolut)+ ②¥10,000〜¥20,000の現金 + ③Suica(iPhone内) の3点セット。これで99%の旅行はストレスなく回ります。
要点
- 手数料0%のカードを1枚: Wise・Revolut・Capital One・Schwabのどれか。これだけで$1,500の旅行で¥6,000以上の節約
- 現金は¥10,000〜¥20,000: 旅館、家族経営の居酒屋、お賽銭、屋台、地方バス用
- iPhoneにSuicaを入れる: 電車・コンビニ・自販機が一瞬で済む
- ATMはセブンイレブン: 24時間営業、英語OK、海外カード使える、レートも悪くない
- 空港で¥10,000以上両替するのはNG: 都心で替えれば$500あたり¥1,500〜¥3,000得する
このページで分かること
このページ1つで、日本旅行のお金まわりの基本が全部わかるようにしました。詳しく知りたいトピックは各セクションから個別記事に飛べます。
- レートを比較するときに見るべき「1つの数字」
- どこで両替するのが得か(空港・街中・ATM・帰国時)
- 現金とカードの使い分け
- どのカードが日本でベストか
- 海外カードが使えるATMはどこか
- Apple Pay・Suica・PayPayって結局何?
- 知らないと恥ずかしいお金マナー
- 免税ショッピングのしくみ
- みんながやりがちな5つの失敗
まず「仲値」だけ覚えればOK
スマホで「ドル 円」とGoogle検索したとき出てくる数字、これが**仲値(なかね)**です。銀行同士がお金をやり取りする本物のレートで、「誰も儲けてない、本当の値段」と思ってください。
※ 厳密には日本の金融業界の「仲値」は毎朝9:55の固定レート(TTM)を指しますが、旅行で両替する目的ではGoogleの数字とほぼ同じと考えてOKです。詳しくは → #1 仲値って何?
両替所はこの仲値より少し悪いレートで円を出して、その差で儲けています。だから旅行者がやることはシンプル:
- スマホで仲値をチェック
- 両替所のレートを見て、仲値とどれくらい違うか確認
- 仲値の1%以内ならOK、3%以上違ったら別の店を探す
$500(〜¥75,000)を東京で両替したときの実例:
| 両替する場所 | もらえる円 | 仲値との差 | |---|---|---| | 東京の街中の良い店(新宿西口など) | ¥76,440 | +0.91%(むしろ得!) | | セブンイレブンのATM | ¥75,400 | −0.46% | | 普通の街中の店 | ¥74,500 | −1.65% | | 羽田の24時間カウンター | ¥72,500〜¥74,000 | −2.3〜−3.6% | | ホテルのフロント | ¥71,000〜¥73,000 | −3.6〜−6.3%(要注意) |
詳しくは → #1 仲値って何?
どこで両替するのが正解?
シーンによって答えが変わります。
空港に着いた直後
¥5,000〜¥10,000だけ替える。それ以上は替えない。電車はiPhoneのSuica、コンビニとタクシーはカードで全然OK。本格的な両替は翌日、都心でやればその差でランチ2〜3回分得します。 → #2 空港両替がなぜ高いか
平日昼間の東京
新宿西口・銀座4丁目・渋谷に歩いて行ける良い店があります。レートが仲値とほぼ同じか、むしろちょっとだけ得することも。 → #16 新宿でドル両替 / #26 銀座マネーガイド
夜・週末・地方
セブンイレブンのATM一択。24時間、英語メニュー、海外カードOK、レートも仲値の0.5%下くらい。手数料は¥110〜¥220。 → #76 セブンイレブンATMの完全ガイド
帰国時の余った円
両替所で円→ドルに戻せます(少し損する)。コインや小額紙幣はポケットチェンジでPayPay残高や電子マネーに変換できて便利。
現金とカード、どっちで払う?
2020年以降、日本のカード受け入れはぐっと増えました。カードでいける場所:
- ホテル(チェーン系・中規模ホテルの9割)
- デパート、ショッピングモール、免税店
- レストランチェーン、洋食店、カフェ
- コンビニ、スターバックス、ドトール
- JR・地下鉄の券売機
- 美術館、ディズニーランド、USJ
- 都心のタクシー
現金じゃないとダメな場所:
- 家族経営の居酒屋・ラーメン屋・小さい食堂
- 伝統的な旅館(特にチェックイン時の保証金)
- 神社のお賽銭、おみくじ、小さなお土産
- お祭りの屋台
- 地方のバス、フェリー、ローカル鉄道
日本旅行に向いてるカードは?
タイプ別おすすめ:
| あなたのタイプ | おすすめカード | |---|---| | 短期旅行(〜7日)、$1,500未満 | Revolut Standard(無料枠で十分) | | 長期 or 高額予算 | Wise デビット(手数料が一定で安心) | | すでに海外手数料0%のカード持ち | そのまま使う(Capital One/Schwab/Chase Sapphire等) | | ATMをよく使う | Charles Schwab(ATM手数料が全額返金される) | | 中国からの旅行者 | 銀聯クレジット + Alipay |
普通の海外手数料3%カードは$1,500の旅行でWiseより¥6,000ほど余分に払うことになるので、これだけは避けたいところ。
→ #15 Wise vs Revolut vs 銀行 比較
海外カードが使えるATMは?
この2つだけ覚えればOK:
セブン銀行(セブンイレブン店内)
- 全国に28,000台以上、空港・駅にもある
- Visa・Mastercard・JCB・銀聯・Amex・Discover全部OK
- 24時間、メニュー12言語
- 手数料: 平日昼¥110、夜と週末¥220
- レート: 仲値の0.3〜0.7%下くらい
ゆうちょ銀行(郵便局)
- 30,000台以上、地方のカバー力ならこっちが上
- 同じカードに対応、手数料も似たような水準
- ただし21時に閉まるところが多い
みずほ・三菱UFJ・三井住友のATMは海外カードを基本受け付けません。セブン or ゆうちょ、と覚えてください。
SuicaとApple Pay — これだけで世界が変わる
SuicaとPasmoは交通系ICカードですが、ちっちゃい財布みたいなものでもあります。
使える場所:
- 東京の電車・地下鉄・ほとんどのバス
- すべてのコンビニ、多くの自販機
- 観光地の小さなお店
iPhoneユーザーは超ラッキー: Apple WalletからSuicaを直接入れられます。日本のIDも何もいりません。手数料0%のカードでチャージすれば、仲値そのままのレートで電車もコンビニも払えます。
→ #73 Suica vs Pasmo vs ICOCA / #74 iPhoneにSuicaを入れる方法
Apple PayとGoogle Payも主要コンビニ・チェーンで使えますが、小さい和食屋ではまだ拒否されることが多いので、物理カードもバックアップに持っておきましょう。
PayPayは日本で一番強いQRコード決済で、約300万以上の加盟店(PayPay Cardと合算で1,000万店超)で使えます。短期観光客向けアカウントもあるので、カードが弱いエリアで助かります。 → #72 PayPayの使い方
知らないと恥ずかしいお金マナー3つ
① チップは渡さない
日本では**チップは「困らせる行為」**です。サービス料はもう値段に含まれてます。お釣りをもらってお礼を言うのが正解。
② 現金は今でも普通
カードフレンドリーな東京でも、高級レストランで¥10,000札を出すのは全然普通。「キャッシュレスじゃないと恥ずかしい」みたいなことはないので安心を。
③ お金は「トレイ」に乗せて渡す
レジに小さなトレイがあったら、そこにお金を置くのが丁寧。手から手に渡すのもカジュアルな店ならOKですが、トレイを使うのが安全。
→ #86 日本の現金文化 / #87 チップしない理由 / #91 レストランでの払い方
免税ショッピングのしくみ
外国人観光客は、認定店で消費税(8〜10%)が免除されます。
条件:
- 同じ日に同じ店で¥5,000以上の買い物
- 商品を日本国外に持ち出すこと
- レジでパスポート提示
2種類:
| カテゴリ | ルール | |---|---| | 一般物品(家電・服・アクセサリー) | ¥5,000〜上限なし、日本で使ってOK、6ヶ月以内に持ち出し | | 消耗品(化粧品・食品・飲料) | ¥5,000〜¥500,000、専用袋で密封、開けるの禁止 |
返金は店内の専用カウンターで処理。現金・カード・Alipay・銀聯どれでも同じ。
みんながやりがちな5つの失敗(合計¥10,000〜¥30,000損)
- 空港で大量に両替 → 都心で替えれば$500あたり¥1,500〜¥3,000得
- 「自国通貨で払いますか?」にYesと答える → 動的通貨換算(DCC)で5〜8%損
- 海外手数料3%のカードを使う → Wiseに替えれば$1,500で¥6,000節約
- ホテルフロントで両替 → 仲値より3〜5%下、ぼったくりレベル
- 現金が足りなくなる → ホテル両替に走って①の失敗を引き起こす
全部の対策はこのガイドに書いてありますが、いちばん効くのは「飛行機の2週間前にお金まわりを準備する」こと。良いカードを発注して、仲値の見方を覚えて、Yen Finderをスマホに入れる。これで完了。
旅行で絶対に守ること
- ✅ 2週間前にWiseかRevolutを注文 — 0%カードがないなら必ず
- ✅ 空港では¥5,000〜¥10,000だけ両替、本番は都心で
- ✅ iPhoneにSuicaを入れる — 着陸前か直後に
- ✅ Yen Finderで近くの店のレートを比較
- ✅ ¥10,000〜¥20,000の現金を常に持つ
- ⚠️ 支払いはJPYで — 端末で「自国通貨で?」と聞かれたら必ずJPYを選ぶ
- ⚠️ ホテル両替は緊急時だけ
よくある質問
日本ってまだ現金社会なの?
5年前ほどではないです。2026年の都市部はカード8割OK、地方は4〜5割OKくらい。両方持っていくのが正解。
1週間の東京旅行、現金ゼロでいける?
ほぼいけます。ただ食事や小さな店の5〜10%でカード使えないことがあるので、¥10,000の現金は持ってると圧倒的に楽。
アメリカのデビットカードでATM使うときPINいる?
4桁のPINが必要です。PINなしでは絶対に出ません。アメリカで6桁PINを使ってる場合、最初の4桁だけ入れるとうまくいくことが多いですが、念のため渡航前に銀行に確認してください。
現金の持ち込み・持ち出しに上限ある?
¥1,000,000相当を超えたら申告必須(入国時も出国時も)。それ以下なら自由。
円を持ち歩くとき、安全な方法は?
分散がおすすめ:
- 大半はホテルの金庫
- 1日分(¥10,000〜¥20,000)を内ポケット
- ¥1,000札を数枚、別の小さい財布に(神社・自販機・トレイ用)
東京の犯罪率は超低いですが、分散しておくとカード紛失時とかに助かります。
カード失くしたらどうする?
Wise・Revolut・主要な発行会社は24時間ホットラインで即凍結&再発行できます。Wiseアプリからは即無効化&再発行注文がワンタップ。日本のホテルに5〜7日で届きます。
日本から自国に送金できる?
できます。Wise・Revolut・銀行送金、全部使えます。¥1,000,000未満ならWiseが一番安いことが多い。
Yen Finderで実際のレートを見る
このページでルールは分かったはず。あとは今この瞬間のレートをYen Finderで確認して、近くで一番得な店に行くだけ。仲値ライブ表示・店ランキング・ATM位置・各トピックの詳しい記事、全部入ってます。
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最終確認日 2026-05-07。Apple Payの新展開、銀行ネットワーク変更、免税ルール改定などがあれば随時更新します。ブックマーク推奨。