「仲値」って何? — 両替で損しないために最初に知るべき1つの数字
スマホで「ドル 円」って検索したとき、Googleが表示する数字 — それが「仲値(なかね)」です。 これは銀行同士がお金をやり取りするときに使う、誰も得していない「真ん中の値段」。両替所やATMで実際にもらえるレートはこれより少し悪いんですが、仲値を知っておくと「いまのレート、得?損?」が一瞬で判断できるようになります。$500を両替するとき、空港と街中の良い店で**¥3,000〜¥4,000**変わります(ランチ2回分)。
要点
- 仲値 = Googleで「USD JPY」と検索したときの数字。タダで誰でも見れる
- 両替所やATMはこの数字に少し上乗せして儲けてる。その上乗せが「あなたが払うコスト」
- 街中の良い店なら仲値とほぼ同じ。空港やホテルは2〜4%下でかなり損する
仲値ってどういうもの?
※ 厳密には日本の金融業界で「仲値」と言うと、毎朝9:55に銀行が決める1日固定のレート(TTM)を指します。Googleが表示するのはリアルタイムで動く銀行間レートで、両者は数銭〜数十銭ずれることがあります。ただ旅行で両替するときの「公平な基準値」としてはほぼ同じものと考えてOK。本記事では分かりやすさを優先して、両方をまとめて「仲値」と呼んでいます。
スーパーで売ってる飲み物を想像してください。
- お店があなたに売る値段(小売価格)= ¥150
- お店が問屋から仕入れる値段(卸値)= ¥100
通貨も同じです:
- 両替所があなたに売る円のレート = 小売レート
- 銀行同士がやり取りする本当の値段 = 仲値(卸値みたいなもの)
両替所はこの「仲値」より悪いレートで円を渡して、その差で儲けています。だから仲値を知ること = 自分が払う「上乗せ分」が見えるようになること。
どこで仲値を見れる?
全部タダで、3秒で確認できます:
- Google — 「100 USD to JPY」で検索
- XE.com — 為替の定番サイト
- 日本銀行の毎日のレート — 公式の参考レート
両替所に入る前にスマホでチェック、これだけで損する確率がぐっと下がります。
実際どれくらい違うの?
$500(だいたい¥75,000)を両替したときの例:
| 両替する場所 | 1ドルあたりの円 | もらえる円 | 仲値からの差 | |---|---|---|---| | 仲値(Googleの数字) | 151.50円 | ¥75,750 | — | | Wiseカード(タップ決済) | 151.42円 | ¥75,710 | ほぼ同じ | | 新宿の街中の良い店 | 152.88円 | ¥76,440 | むしろ得 | | 普通の街中の店 | 149〜150円 | ¥74,500〜¥75,000 | −¥750〜¥1,250 | | 空港のカウンター | 145〜148円 | ¥72,500〜¥74,000 | −¥1,750〜¥3,250 | | 自分の国の銀行 | 142〜146円 | ¥71,000〜¥73,000 | −¥2,750〜¥4,750 |
$500(〜¥75,000)の両替で、空港 vs 街中の良い店の差が約¥3,000。これが¥1,500になることも¥6,000になることもあります。
両替所のレート表の読み方
両替所には2つの数字が並んで貼ってあります:
- WE BUY(買い) = あなたがドルを渡して円をもらうときのレート
- WE SELL(売り) = あなたが円を渡してドルをもらうときのレート
日本に旅行に来た外国人なら、見るのはBUYの列だけ。
コツ: お店に入る前にスマホで仲値を確認。BUYのレートが仲値より1.5%以上低かったら、別の店を探す価値あり。
旅行で覚えておくべきこと
- ✅ 両替する前に必ずGoogleで仲値チェック — 3秒で終わる
- ✅ ドル・ユーロは仲値の1%以内の店を選ぶ。タイバーツやベトナムドンは2%以内ならOK
- ✅ 仲値より3%以上低い店は要注意 — 空港やホテルに多い
- ⚠️ 「手数料0円」って書いてあっても、レート自体が悪いことが多い。実際にもらえる円で比較するのが大事
- ⚠️ 自分の国の銀行で円に両替するのは基本的に損。Wise・Revolutみたいなアプリのほうが圧倒的にお得
Yen Finderで実際のレートを見る
Yen Finderのトップ画面には今この瞬間の仲値が出ていて、近くの両替所が仲値からどれだけ離れてるかが一目で分かります。空港着いたらまずこれ開く、で正解。
関連記事
- 記事#2 — 空港両替がなぜ高いのか
- 記事#3 — 両替屋さんはどうやって儲けてるの?
- 記事#4 — 現金とカード、どっちが得?
最終確認日 2026-05-07。