2026年の日本、現金とカードどっちが得? — 結論は「両方持って使い分け」
今の日本は都市部の取引の約8割でカードが使えて、レート的にも普通の現金両替より0.5〜1.5%お得。じゃあ全部カードでいいかというと、家族経営の居酒屋・旅館の保証金・お祭りの屋台・地方の電車には現金が必要なシーンも残ってます。賢い旅行者は両方持って使い分けます。このページでどっちがどこで強いか、本当はいくら節約できるか、東京+京都+大阪の典型的な旅行での現金/カード比率を紹介します。
要点
- 都心のレストランの8割、主要小売の95%でカードOK: Visa・Mastercard・JCB・Amex・銀聯
- 手数料0%カード + JPYで支払い(自国通貨でなくJPYを選ぶ): 普通の現金両替より0.5〜1.5%得
- ¥10,000〜¥20,000の現金は持っておく: タクシー・家族経営店・お賽銭・お祭り・地方交通用
2026年の日本、どこでカードが使える?
カード受け入れはガイドブックの更新が追いつかないくらい急速に増えてます。2019年のキャッシュレス推進+2020年の東京五輪準備+コロナ後のQR決済普及で、3年前と全然違う風景に。
カードで安心して払える場所:
- 主要ホテルチェーン、中規模ホテルの90%以上
- デパート、ショッピングモール、免税店
- レストランチェーン、洋食・各国料理店
- コンビニ4社(セブン・ローソン・ファミマ・ミニストップ)
- 主要コーヒーチェーン(スタバ・ドトール・タリーズ)
- JRの券売機・チケットカウンター(観光パス含む)
- 美術館、ディズニー、USJ
- 東京・大阪・京都・横浜・福岡・札幌のタクシー
- Apple Storeと大型家電量販店すべて
現金が必要な場所:
- 家族経営の居酒屋・ラーメン屋・住宅街の小さな食堂
- 一部の伝統的旅館(特にチェックイン時の保証金)
- 神社のお賽銭、おみくじ、お寺の小さなお土産
- お祭りの屋台
- 地方バス・フェリー・ローカル鉄道
- 一部の専門市場(築地場外の一部など)
- 高級寿司の現金のみカウンター(おまかせの上クラス)
覚えておくべき1つの数字: Visa Japanの2025年レポートによると、東京23区の小規模店でのVisa取引は**2025年に84%**まで増えました。**5年前は41%**だったので、文字通り倍増してます。
現金とカード、レート的にはどっちが得?
最終的にはどっちも自国通貨→円に変わるんですが、変換レートが違います。$1,500を東京で7日間使う前提で比較:
| 方法 | 実効レート(1ドル=) | もらえる円 | 仲値との差 | |---|---|---|---| | 仲値(日銀) | 151.50円 | ¥227,250 | — | | WiseカードでJPY支払い | 151.42円 | ¥227,130 | −0.05%(ほぼ仲値) | | 海外手数料0%クレカでJPY支払い | 〜150.80円 | ¥226,200 | −0.46% | | 東京の街中良い店で現金両替 | 152.88円 | ¥229,320 | +0.91%(最強) | | 普通の街中現金両替 | 149.00円 | ¥223,500 | −1.65% | | 普通の3% FXクレカ | 〜146.95円 | ¥220,425 | −3.0% | | ホテル両替 | 144.00円 | ¥216,000 | −4.95% |
結論2つ:
- 東京の街中でいい店を選んで現金両替するのが実は最強: $1,500あたり¥1,200くらいカードに勝つ。ただし**「いい店」を選ぶ手間が必要**
- 3% FXクレカは合法的な最悪オプション: 0% FXカードに変えるだけで$1,500あたり¥7,000節約
「自国通貨で払いますか?」と聞かれたら必ずNO
カード端末で時々こう聞かれます:「JPYで支払いますか?それとも自国通貨で?」。これは**動的通貨換算(DCC)**という罠で、必ずJPYを選ぶこと。
「自国通貨」を選ぶと、店側の銀行が決めるレートで換算され、5〜8%のマークアップが乗ります。JPYを選べば、自分のカード会社(Visa・Mastercardなど)が仲値に近いレートで処理してくれる。
覚えておくべき1つの数字: DCCで損する平均額は1取引あたり**¥1,000〜¥4,000**。JPYで払うほうが必ず得。
ATMでも同じ。セブン銀行ATMが「自国通貨で支払いますか?」と聞いてきたらNoを選択。
現金とカードの最適な比率は?
東京・京都・大阪の混合7日旅行の場合:
| 旅のスタイル | 現金 | カード | |---|---|---| | 都市中心、ホテル多め | ¥10,000〜¥15,000 | ホテル・レストラン・交通系IC・美術館・買い物 | | 都市 + 日帰り旅行 | ¥15,000〜¥25,000 | 上記 + 日帰り先の食事と小さな観光地 | | 都市 + 旅館 + 田舎ミックス | ¥30,000〜¥50,000 | ホテル・チェーン店はカード、旅館保証金・地方交通・屋台は現金 | | 田舎・お祭り中心 | ¥50,000+ | 宿泊と大手チェーンだけカード、それ以外は全部現金 |
Tip: 現金引き出しは1回でまとめてより、2回に分ける(例: 初日¥15,000、中盤で¥15,000)。ATM手数料は金額関係なく定額なので料金は同じ、でもリスク分散になるし、カードがフラッグされて止まるのも防げます。
ICカード(Suica・Pasmo)は現金とカードどっち?
両方の代わりになります、特定の用途で。SuicaとPasmoは:
- 都内の電車・地下鉄・バス全部
- ほとんどのコンビニと自動販売機
- 観光地の小さなお店
ICカードに円をチャージ(券売機で現金 or 海外カード)して、タップで払う方式。¥1,000未満の支払いには現金とカード両方より便利で、手数料0%カードでチャージすれば仲値レートでチャージできるので実質コストもほぼゼロ。
iPhoneにSuica追加は5分で完了、日本のID不要 — 詳細は記事#74。
旅行で覚えておくこと
- ✅ 手数料0%カードを1枚: Wise、Revolut、Capital One・Schwabの特定カード
- ✅ ¥10,000〜¥20,000の現金: カードが効かない20%の場面用
- ✅ Suica/Pasmoをチャージ: ¥1,000未満の取引に最強
- ✅ 支払いはJPY: 自国通貨選択は罠
- ⚠️ 3% FXクレカ: 普通の米国系銀行カード、変えるだけで3%節約
- ⚠️ ホテル両替: 日本最悪、緊急時のみ
よくある質問
Amexとかディスカバーは日本で使える?
- Amex: 大型店ではほぼOK、小レストランでは断られがち
- Discover: JCBとの提携で約3,000万店舗で使える。バックアップとして持参するのに良い
Apple Pay / Google Payは使える?
コンビニとチェーン店ではOK(Suica/Pasmoチャージ含む)。小さな和食店ではまだ非対応が多いので、注文前に「タッチ決済マーク」を確認するのが安全。
Visa/Mastercardで日本のATM使える?
セブン銀行ATM、ゆうちょATM、一部のイオン銀行ATMでOK。地方銀行のATMはほぼ拒否されます。
小さなレストランで「カード端末動きません」と言われたら?
スタッフが海外カードに不慣れなだけのことも。「もう一度試してもらえますか?」と丁寧に頼むか、素直に現金で支払うのが楽。本当にカードが拒否されてる場合は、銀行の海外サポートに連絡してロック解除を。
Venmo・Alipay・WeChat Payは?
- Venmo・Cash App・Zelle: ❌ 米国内のみ
- Alipay・WeChat Pay: ✅ 観光客向け店(ドンキ・ビックカメラ・大手チェーン)でOK。記事#56で詳しく
- Apple Pay・Google Pay: 一部対応、上記参照
スリやカード詐欺は心配?
東京と日本のほとんどは犯罪率が国際的に超低い。カード詐欺もほぼないし、非接触スキミングはほぼゼロ。普通の防犯意識でOK、特にナイトライフエリアでは注意するくらい。
Yen Finderで実際のレートを見る
Yen Finder → 設定 → 自国通貨をタップ。ホームタブにライブ仲値と近所の両替所のレートが、Tipsタブに自国向けのおすすめカード(記事#66 Wise、#67 Revolut、#69 JCB系)が出ます。
関連記事
最終確認日 2026-05-07。カード受け入れとIC機能は毎月拡大しています。重要な変更があればYen FinderのTips欄が随時更新。