銭湯・サウナの支払いガイド 2026 — 東京の銭湯は8月から600円、現金がいる場面はどこか
⚡ 30秒で結論: 東京の銭湯(物価統制令の対象施設)は2026年8月1日から大人600円(550円から改定)。中人200円・小人100円は据え置きです。支払いは銭湯=現金前提の店がまだ多い一方、大型サウナ施設は自動精算機でクレジットカードが使えるところが増えています。落とし穴は施設本体より周辺の小さな支払い——ロッカーや下足箱の100円玉、館内の自動販売機は現金のみという場面が残ります。千円札と100円玉を用意しておけば困りません。
| クイックリファレンス |
値 |
| 東京の銭湯(8/1〜) |
大人600円・中人200円・小人100円 |
| 料金の決まり方 |
都道府県が上限を定める(物価統制令) |
| 銭湯の支払い |
現金前提の店が多い |
| 大型サウナ施設 |
自動精算機でカード可の施設あり |
| 要注意 |
ロッカーの100円玉・館内自販機の現金 |
| 最終確認 |
2026年7月 |
銭湯の料金は「法律で上限が決まっている」
日本の銭湯には、他国にはあまりない仕組みがあります。入浴料の上限が都道府県ごとに決められているのです。根拠は物価統制令で、この上限額を「統制額」と呼びます。
だから東京の銭湯は、どの店に行っても入浴料がほぼ同じです。安さで店を選ぶ必要がありません。
そして2026年8月1日から、東京都の統制額が改定されます。
| 区分 |
現行 |
2026年8月1日〜 |
| 大人(12歳以上) |
550円 |
600円 |
| 中人(6歳以上12歳未満) |
200円 |
200円(据え置き) |
| 小人(6歳未満) |
100円 |
100円(据え置き) |
大人だけ50円上がり、子どもは据え置きです。東京都は人件費と光熱費の上昇を理由に挙げています。
注意: 統制額の対象は「物価統制令が適用される銭湯」です。サウナ専門店やスーパー銭湯は対象外で、価格は各施設が自由に決めています。統制額は都道府県ごとに違うため、東京以外では金額が異なります。
銭湯とサウナ施設で、支払いはこう違う
同じ「風呂」でも、業態によって支払い手段の整備状況がはっきり分かれます。
|
銭湯(統制額の対象) |
大型サウナ施設・スーパー銭湯 |
| 料金 |
都が定める上限(東京は8月から600円) |
施設ごとに自由(数千円のことも) |
| 支払い |
現金前提の店が多い |
自動精算機でカード可の施設あり |
| 券売機 |
千円札のみ対応の機種も |
多言語・多決済に対応が進む |
| 滞在時間 |
短時間の利用が中心 |
数時間〜宿泊まで |
銭湯は個人経営の小さな店が多く、キャッシュレス対応は店によります。 番台で現金を渡す昔ながらのスタイルも健在です。訪日中に銭湯へ行くなら、現金を持っている前提で動くのが確実です。
一方、大型のサウナ施設はキャッシュレス化が進んでいます。編集部が名古屋・栄の「ウェルビー栄」を訪れた際は、自動精算機が設置され、クレジットカードを含む各種支払いに対応していました。有名施設ほどこの傾向があります。


本当の落とし穴は「周辺の小さな支払い」
施設の入浴料がカードで払えても、館内には現金しか使えない場面が残ります。ここが訪日客の最大のつまずきポイントです。
① ロッカー・下足箱の100円玉
多くの施設で、ロッカーや下足箱に100円玉を1枚入れる方式が使われています。
- 返却式: 鍵を戻すと100円が返ってくる(実質無料)
- 非返却式: 100円は利用料として戻ってこない
どちらの方式かは施設によって違います。 いずれにせよ100円玉が手元にないとロッカーが使えないので、入館前に用意しておきましょう。両替機が館内にある施設も多いですが、千円札が必要です。
② 館内の自動販売機
湯上がりの飲み物を買う自販機は、現金のみの機種がまだ多く残っています。交通系ICやQR決済に対応した機種も増えていますが、当てにしないのが安全です。
これは銭湯やサウナに限りません。当サイトの編集部が富士山の温泉施設で遭遇したように、観光地の自販機が現金のみという場面は各地にあります。
③ 館内会計(リストバンド方式)
大型サウナ施設でよくあるのが館内会計です。入館時にリストバンドやロッカーキーを受け取り、館内の飲食・マッサージなどはそれで記録して、退館時にまとめて精算します。
現金を持ち歩かずに済む便利な仕組みですが、最後の精算でカードが使えるかは施設によります。入館時に確認しておくと安心です。
いくら用意すればいいか
訪日中に銭湯・サウナへ行くなら、現金でこのくらいが目安です。
| 用途 |
目安 |
| 銭湯の入浴料 |
600円前後(東京・8月以降) |
| タオルレンタル・販売 |
100〜500円 |
| ロッカー・下足箱 |
100円玉 1〜2枚 |
| 湯上がりの飲み物 |
150〜250円 |
| 大型サウナ施設 |
2,000〜4,000円(施設により大差) |
千円札を数枚と、100円玉を数枚。 これで銭湯もサウナも困りません。
現金が足りなくなったら、セブン銀行ATMで海外カードから引き出すのが最も確実です。両替所よりレートが有利で、24時間使えます。
タトゥーがある場合
入浴施設ではタトゥーの扱いが施設ごとに違います。カバーシールで対応できる施設や、完全にOKの施設もあります。詳しくはタトゥーOKの温泉 完全ガイドをご覧ください。
よくある質問
Q: 東京の銭湯はなぜどこも同じ料金なの?
A: 物価統制令に基づき、都道府県が入浴料の上限(統制額)を定めているためです。東京は2026年8月1日から大人600円になります。サウナ専門店やスーパー銭湯はこの対象外です。
Q: 銭湯でクレジットカードは使えますか?
A: 店によります。個人経営の銭湯では現金のみのところが今も多く、現金を持っている前提で行くのが確実です。
Q: サウナ施設ならカードで払えますか?
A: 大型施設ではカード対応が進んでいます。編集部が確認したウェルビー栄では自動精算機で各種決済が使えました。ただし施設によるので、入館時に確認してください。
Q: ロッカーの100円は返ってきますか?
A: 返却式と非返却式があり、施設によって違います。どちらにせよ100円玉がないと使えないので、事前に用意しておきましょう。
Q: 館内の自販機はキャッシュレスに対応していますか?
A: 対応機種も増えていますが、現金のみの機種がまだ多いのが実情です。小銭を持っておくと確実です。
出典: 東京都(公衆浴場入浴料金の統制額)。統制額は都道府県ごとに定められ、改定されることがあります。個別施設の支払い方法は変更される場合があるため、最新の状況は各施設にご確認ください。ウェルビー栄の決済状況はYen Finder編集部が2026年7月に現地で確認しました。