日本旅行にいくら現金持っていく? — 旅のスタイル別の正解額
ほとんどの外国人旅行者にとって、7日間の日本旅行で現金は¥10,000〜¥30,000がちょうどいい。都市部のお店の8割はカードで払えるけど、残り2割(小レストラン・旅館の保証金・お賽銭・お祭り屋台・地方バス)は今も現金が必要。少なすぎるとホテルフロントの最悪レートで両替する羽目に、多すぎると帰りに余って空港で再両替する羽目に。このページで5つの旅スタイル別の正解額と、その内訳を紹介します。
要点
- 都市中心、ホテル多めの7日: ¥10,000〜¥15,000
- 都市 + 日帰り: ¥15,000〜¥25,000
- 都市 + 旅館ミックス: ¥30,000〜¥50,000(旅館の保証金は現金のみが多い)
- 田舎・お祭り中心: ¥50,000+
- 2回に分けて引き出す(例: 初日¥15K、中盤で¥15K):リスク分散+カードの日次上限対策
なぜ正解額が旅で変わる?
カード受け入れ率は業種によって全然違うから。2026年の日本のカード受け入れ:
| 業種 | カード受け入れ | |---|---| | 主要ホテル | 〜99% | | デパート・モール | 〜99% | | コンビニ | 100% | | 主要チェーンレストラン | 〜95% | | 観光地の中規模レストラン | 〜85% | | 家族経営の小レストラン | 〜50% | | 伝統的旅館 | 〜60%(保証金は現金多い) | | 神社・お寺・お祭り | 〜5%(基本現金) | | 地方バス・フェリー | 〜30% |
自分の旅がどのへんを通るかで現金需要が決まる。チェーンホテル中心の東京-京都-大阪なら表の上のほう、箱根の旅館とお祭りなら下のほう。
覚えておくべき1つの数字: 「8割カード/2割現金」って言うけど、それは**「2割の特定シーンで現金が必要」**って意味。自分の旅にそのシーンが何回出るかカウントすれば、現金額がスパっと決まる。
7日間 東京のみの場合
現金合計: ¥10,000〜¥15,000
中央東京で7日、Booking.com/Agoda経由のホテル、中級レストラン+チェーン、デパート買い物、IC交通の場合:
| 1日の現金用途 | 典型額 | |---|---| | 初日のSuica/Pasmoチャージ | ¥3,000 | | 1日に小レストラン1〜2食 | ¥1,500〜¥2,500 | | 神社のお賽銭・おみくじ | ¥100〜¥500 | | 自販機・小キオスク | ¥500 | | 古い建物のコイン式トイレ(稀) | ¥100 | | バッファ・予期せぬ出費 | ¥1,000 |
1日合計¥1,500〜¥3,000 × 7日 = ¥10,500〜¥21,000。¥10,000〜¥15,000で初動、足りなくなったらセブン銀行ATMで補充。
→ それ以外は0%FXカードで(記事#15)
7日間 + 旅館2泊の場合
現金合計: ¥30,000〜¥50,000
伝統的な旅館はチェックイン時の現金デポジットを求めることが多い(1泊¥10,000〜¥30,000)。最終請求はカードでもOKだけど、「保証金」だけは現金限定な店が多い。
| 用途 | 典型額 | |---|---| | 旅館の保証金(1〜2泊) | ¥10,000〜¥30,000 | | 温泉街の交通(バスは現金のみ多い) | ¥1,000〜¥2,000 | | リゾート地の小さな店 | ¥2,000〜¥4,000 | | 旅館内の売店でタオル・お土産 | ¥1,000〜¥2,000 | | 神社・お寺 | ¥500〜¥1,500 | | 東京での現金(上記) | ¥10,000〜¥15,000 |
合計¥24,500〜¥54,500。1泊旅館なら¥30,000、2泊高級旅館なら¥45,000を目安に。
おすすめの引き出し戦略: 旅館に行く前日に東京のセブン銀行ATM(平日昼の¥110手数料時間帯)で保証金分を引き出す。リゾート地で慌てて引き出すのを防ぐ。
お祭り中心 or 地方旅行の場合
現金合計: ¥50,000+
お祭り(祭り)と地方旅行は現金必要シーンが激増:
- お祭りの屋台: 100%現金、1品¥500〜¥1,500。お祭りの夜1人¥3,000〜¥6,000
- 地方バス・フェリー: 主要観光ルート外は60〜70%現金のみ
- 山の旅館・民宿: ほぼ現金のみ
- 地方の農産物市場・小店: ほぼ現金
大阪 + 京都 + 箱根温泉 + 富士山周辺の旅程なら、¥50,000〜¥80,000の現金を予算化、主要都市のセブン銀行ATMで補充(地方ではゆうちょ銀行ATMがバックアップ — 記事#77)。
賢い引き出し戦略
旅行分の現金を1回でまとめて引き出さない。理由は2つ:
- カードの日次上限: Wiseのデフォルトは¥30,000/日、Revolutは変動、銀行カードは¥50,000〜¥100,000/日。¥80,000一括引き出しは普通失敗します
- 紛失・盗難リスク: 東京の犯罪率は超低いけど、¥80,000持ち歩く vs ¥20,000で損失額が全然違う
おすすめパターン:
| 日 | 引き出し | 手元の現金 | |---|---|---| | 初日(到着) | 空港ATMで¥10,000 | ¥10,000 | | 初日(都心) | 新宿セブンイレブンで¥20,000 | ¥25,000 | | 4日目(中盤) | ホテル近くのATMで¥20,000 | ¥35,000※ | | 6日目(旅館前) | 便利なATMで¥30,000 | ¥45,000 |
※実際の支出に合わせて調整、現金が減ってきたら早めに引き出す。
覚えておくべき1つの数字: 引き出しを2回に分けるとATM手数料は¥110×2=¥220。1回の判断ミスでホテル両替に走った場合の損失(数千円)よりずっと安い。
カードの日次上限を超える額が必要な時は?
3つの選択肢:
- カードアプリで日次上限を引き上げ: Wise・Revolut・最新の銀行は30秒で変更可能。24時間後反映の銀行もあるので、飛行前に設定を
- 複数日に分けて引き出し: 大きな額(旅館保証金など)は上限リセット直後の朝にまとめる
- ATMと現金両替の組み合わせ: 1日¥80,000必要で上限¥30,000なら、ATMで¥30,000 + 都心の良い両替店で¥50,000
旅行終わりに余った現金は?
出発日に**¥3,000〜¥5,000の余り**は普通発生する。ぴったりゼロにするのは難しい。
3つのオプション:
- 空港で使う: 免税店、最後のお土産、ポケットチェンジ機
- ポケットチェンジで電子マネー化: 残り現金をPayPay残高 / USD/EUR電子マネー / ギフトカードに変換
- 次回用に保管: 円は有効期限なし、次回の両替コストを節約できる
→ ¥10,000未満を空港で再両替するのは損 — レート差で価値の大半が消える
旅行で覚えておくこと
- ✅ 現金額は旅のスタイルで決める(旅行日数じゃない):お祭り週末は7日都市旅行より多めに
- ✅ 2〜3回に分けて引き出し:1回まとめは避ける
- ✅ 0%FXカードでセブン銀行ATM:仲値の0.5%以内
- ✅ 旅館の保証金は前日に東京で引き出す
- ⚠️ 持ちすぎない:余って空港再両替で1%損 or 次回まで眠る
- ⚠️ 足りなくなるな:ホテルフロント緊急両替は日本最悪レート
よくある質問
自国で円を準備すべき?
基本ダメ:自国の銀行レートは仲値より4〜7%下、ホテルフロント両替に次ぐ最悪。例外はWise方式の透明手数料を使う銀行。$200分のドル/ユーロを持ってきて、空港で¥10,000替えて、残りはセブン銀行ATMが正解。
最低限いつでも持っておくべき額は?
**¥3,000〜¥5,000の小額紙幣(¥1,000札 + ¥500硬貨)**を常に持つ。予期せぬ現金のみシーン(小さな寺、カードNG居酒屋、ICカードNGバス)に対応できます。
ATMで紙幣の額面指定できる?
ATMは**¥10,000札で出す**のが基本。初日にコンビニで1枚崩して¥1,000札を作るのがおすすめ。一部ATMには「混合額面で出す」オプションあり、米国みたいに$100札を崩すのが普通の国の人には便利。
2024年に出た新札ってどう扱う?
新札も旧札も両方有効。古い自販機が新札を弾くことがある程度。自販機が拒否したら別の自販機 or ICカード/コインで対応。主要小売とATMは両方問題なく使えます。
Wise/Revolutに余った現金を預け戻せる?
できません — これらは引き出し専用カード。余った円を自国通貨に戻すにはポケットチェンジ、東京の店で逆両替、次回用に保管のどれか。
東京で¥50,000+持ち歩いて安全?
国際的に見て超安全です。東京の犯罪率は世界の主要都市で最低クラス。普通の防犯(内ポケット or マネーベルト、日常用に小財布、メイン額はホテル金庫)でOK。
現金落としたら?
東京は遺失物発見率が高いことで有名 — 約70%の財布が戻ってくる。最寄りの交番で遺失届を提出、できるだけ詳しい情報を。とはいえこれを当てにしないで、現金は複数箇所に分散しておくこと。
Yen Finderで実際のレートを見る
Yen Finder → 設定 → 「旅のスタイル」を選択。ホームタブに1日の現金バッファ推奨値と、最寄りのセブン銀行ATM(営業時間と手数料時間帯付き)が表示されます。
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最終確認日 2026-05-07。現金使用パターンはゆっくり変わるので、このガイドは1〜2年は有効です。