日本の都市別お金ガイド — 大阪・京都・福岡・札幌・他
東京から離れるほど両替レートはちょっとずつ悪くなります。大阪は東京より約0.3%、京都は0.5〜0.8%、札幌や那覇のような小さい都市だと1.0〜1.5%遅れる感じ。$500替えると東京より¥1,500〜¥2,500損するような差です。じゃあどうするか?答えはシンプル: 東京(か大阪)でまとめて両替して、地方ではセブン銀行ATMで補充。これでどの都市に行っても困りません。
要点
- 大阪: 東京とほぼ同じレート、梅田・難波・心斎橋で簡単に両替できる
- 京都: お寺や家族経営の店が多くて現金多めにしておく必要あり、烏丸エリアと京都駅で両替
- 福岡・札幌・那覇・広島: 東京より1〜1.5%レート悪い、セブン銀行ATMがいちばん安全
- 横浜: お金的には東京と同じ(Suicaそのまま使える)
- 日帰り目的地(鎌倉・箱根・日光): 両替できる店が少ないので東京から現金持参
なぜ東京以外はレートが悪くなる?
理由は3つ:
- 店の数が少ない — 東京の中心部は200mごとに5店並んでて競争が激しい。地方都市は1区画に1〜2店しかなく、競争プレッシャーが弱い
- 観光客の数が違う — 大阪と京都でも東京の3〜4割の規模、店もそこまで頑張らない
- 取扱通貨が少ない — 東京以外だとドル・ユーロ・人民元・ウォン・台湾ドル・タイバーツなど主要7〜10通貨だけ。珍しい通貨は東京で替える必要あり
覚えておくべき1つの数字: $500のドル両替で、東京の良い店と札幌・広島の店の差は¥1,500〜¥2,500。新幹線移動中のおにぎり代くらいです。
都市別ざっくり比較
| 都市 | 観光客の多さ | ベスト両替エリア | 仲値との差 | 使えるICカード | |---|---|---|---|---| | 東京 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 新宿西口 / 銀座3丁目 | +0.91% | Suica / Pasmo | | 大阪 | ⭐⭐⭐⭐⭐ | 梅田 / 難波 / 心斎橋 | +0.50% | ICOCA | | 京都 | ⭐⭐⭐⭐ | 烏丸 / 京都駅 | +0.10% | ICOCA | | 福岡 | ⭐⭐⭐ | 天神 / 博多駅 | −0.30% | SUGOCA / nimoca | | 札幌 | ⭐⭐⭐ | すすきの / JR札幌 | −0.50% | Kitaca | | 横浜 | ⭐⭐⭐⭐ | みなとみらい / 横浜駅 | +0.60% | Suica / Pasmo | | 那覇 | ⭐⭐⭐ | 国際通り | −0.80% | OKICA(Suicaも使える) | | 広島 | ⭐⭐⭐ | 本通 / 広島駅 | −0.40% | ICOCA | | 名古屋 | ⭐⭐⭐ | 栄 / 名古屋駅 | 0.00% | manaca / TOICA | | 金沢 | ⭐⭐ | 兼六園 / 金沢駅 | −0.70% | ICOCA |
全国相互利用なので、東京で買ったSuica1枚あれば全国OK(沖縄ゆいレールも2020年以降対応)。
大阪 — 東京以外でいちばん良い
大阪の中心部(梅田・難波・心斎橋・天王寺の5km圏内)は、東京とほぼ同じ競争レベル。
- 梅田 — 阪急梅田と大阪駅の周りに複数店。Travelex、WCS、質屋系の両替窓口
- 難波・心斎橋 — 道頓堀の周りに集中、東京の渋谷・新宿並みの密度
- 天王寺 — 店は少ないけど天王寺ミオの中のTravelexは安心
京都 — 他の都市より現金多め
京都の観光はお寺・伝統的レストラン・家族経営の宿が中心。当然現金が必要なシーンが他より多い。
- 烏丸エリア — 烏丸御池〜四条の間が両替店密度No.1、WCS京都支店と質屋がある
- 京都駅 — JR Travelexと駅構内ATM。便利だけどレートは烏丸より少し劣る
- 祇園エリア — 両替店ほぼなし
京都での現金の目安:
- お賽銭・おみくじ用に ¥3,000〜¥5,000
- 家族経営レストラン用に ¥3,000〜¥5,000
- 小さなお土産用に ¥2,000〜¥3,000 合計**¥10,000以上**は持っておきたい。
福岡・博多 — 九州の入口
- 天神 — 中央のショッピング街、TravelexとWCSあり
- 博多駅 — JR両替カウンター、まあまあのレート
- 福岡空港 — 羽田と同レベルのカウンター。最初の¥10,000だけ替えるならOK
福岡はカード受け入れの早期普及エリアで、Wise/Revolut + ¥10,000現金があれば3日くらい両替なしで回れます。
札幌 — 北海道のハブ
- JR札幌駅 — JR Travelex、便利だけどレートは中堅
- すすきの — ナイトライフエリア、深夜営業の質屋が少しある
雪まつりやスキーリゾート(ニセコ・富良野)に行くなら、札幌で現金多めにキープ。リゾート地での両替は札幌より1.5〜2%悪く、両替できる場所も少ないです。
その他の都市
横浜
お金まわりは東京と完全に同じ。同じ通貨、同じICカード(Suica/Pasmo)、両替店のレートも東京並み。横浜訪問者の多くは東京で両替して持参するので、横浜単体で両替する必要はあまりなし。 → #48 横浜マネーガイド
那覇(沖縄)
2020年以降、本州のSuica/Pasmoで沖縄のゆいレールに乗れるようになりました(ただし片方向のみ — 沖縄のOKICAで本州のSuicaエリアに乗ることは今もできない)。本州→沖縄旅行ならSuicaそのまま使うのが楽。米軍基地が近いのでUSDをそのまま受け入れてくれる店が本州より多いのも特徴。 → #47 沖縄・那覇マネーTips
広島
京都に似た現金重視の文化、ATMカバーは良好。本通商店街が両替店の集中エリア。 → #46 広島の現金文化
名古屋
ビジネス出張で来る人が多いエリア、観光客は少なめ。栄と名古屋駅に両替オプションあり、レートは東京の0.3%以内とかなり優秀。 → #45 名古屋マネーガイド
金沢・鎌倉・箱根・日光
小さい観光都市 — 両替できる店が少ないし、レートも悪い。 正解: 東京か大阪で必要分を全部両替してから移動、足りなくなったらセブン銀行ATM。 → #49 鎌倉日帰りの現金 / #50 箱根温泉の支払いガイド
東京から日帰りに行くとき
3パターン:
東京 → 横浜
いつもと同じ装備でOK。Suica/Pasmo + カード + ¥10,000現金。
東京 → 鎌倉・箱根・日光・富士山周辺
現金多めに持参(¥15,000〜¥25,000バッファ)。
東京 → 大阪・京都(新幹線)
出発前に東京で両替。新幹線の中で両替はできないし、京都駅のレートは烏丸より悪いので。
旅行で覚えておくこと
- ✅ 東京(or 大阪)で両替を済ませる — 上位3都市以外に行く前に
- ✅ セブン銀行ATMはどの都市でも使える万能の保険
- ✅ カードは主要都市の中心ならほぼ東京並みに使える
- ✅ Suica1枚で全国OK — 2013年からの全国相互利用サービスのおかげ
- ⚠️ 日帰り目的地は両替店が少ないので、ハブ都市で現金準備
- ⚠️ スキーリゾートと温泉町はカード弱いので、週末旅行に¥30,000〜¥50,000現金
よくある質問
京都に行く前に東京で両替したほうがいい?
はい。京都の良い店でも東京より0.5%くらい劣る。東京でメインの両替→京都ではセブン銀行ATMで補充が王道。
東京で買ったSuicaは大阪・京都でも使える?
完全にOK。2013年3月に始まった**「交通系ICカード全国相互利用サービス」**で、Suica/Pasmo/ICOCA/Kitaca/manaca/SUGOCAなど10種のICカードが全国で相互に使えます。
Suicaは北海道や沖縄で使える?
- 北海道: OK(Kitacaエリア、Suicaそのまま使える)
- 沖縄: 2020年からゆいレールで使えるように。ただしSuica → 沖縄はOKだが、OKICA → 本州はNG(片方向)
関空・伊丹・福岡空港のレートって羽田・成田と違う?
ほぼ同じ。どの主要空港も仲値より2〜4%下、初日のバッファ用にだけ使うのが正解。
地方で両替する場所は?
ゆうちょ銀行ATMがセブン銀行より地方カバー強い。郵便局の数が日本一多いので、田舎でも見つけやすいです。
海外手数料0%カードは全国どこでも同じレート?
はい。Wise、Revolut、Capital One、Schwabなどは全国どこでも同じネットワークレートで使えます。地域差なし。
7日旅行で東京は他都市より本当に安い?
ほんの少し。$1,000の現金予算で**¥3,000〜¥5,000得**するくらいの差。レート差を取りに東京経由するほどではないですが、東京を通る予定なら両替は東京で済ませる価値あり。
Yen Finderで実際のレートを見る
Yen Finder → マップ → エリアを切り替え。このページの10都市すべてに対応、店ランキング・ATM位置・レートバッジが見られます。
エリア別記事一覧
- #41 大阪 — 梅田・難波・心斎橋
- #42 京都の現金戦略
- #43 福岡・博多マネーガイド
- #44 札幌(雪まつり対応)
- #45 名古屋マネーガイド
- #46 広島の現金文化
- #47 沖縄・那覇マネーTips
- #48 横浜マネーガイド
- #49 鎌倉日帰りの現金
- #50 箱根温泉の支払いガイド
最終確認日 2026-05-07。地方の両替市場は店の開閉やIC相互利用の拡大で変わります。最新はYen Finderで、このページは四半期ごとに更新。